ミモザを植えてはいけない5つの理由!植えるコツもバッチリご紹介!

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黄色い丸いお花がかわいいミモザは、最近とても人気が高いお花なので、自宅の庭で育てようと考えている人も多いのではないでしょうか。摘み取ってお部屋に飾るだけで、とても華やかになるので、私も庭で育ててみたいと考えたことがあります。

しかし、そんなミモザですが「植えてはいけない」と言われているのをご存知でしょうか。私自身、園芸関係の会社で勤務し、自分で農園を運営した経験もあるのですが、その立場から考えてみても、確かにミモザには取り扱いに注意を要する植物です。そして植えてはいけないと言われる理由には、ミモザの性質が関係しているため、これから栽培を考える人にはぜひ知っておいてほしいポイントがいくつかあります。

そこで、この記事では、ミモザを植えてはいけない理由について、私自身の経験や見解も踏まえてご紹介していきます。また、ミモザを植えるコツもご紹介しているので、これから栽培を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

次郎
次郎
ミモザはきれいな花を咲かせてくれるんだけどなあ。

ミモザを植えてはいけない理由


黄色いポンポンとしたお花が人気のミモザですが、植えてはいけないと言われる理由には、以下の5つがあります。

  • 大きくなりすぎる
  • 倒れやすいから危険
  • 剪定が大変
  • 虫がよってくる
  • 処分にお金がかかる

では、それぞれの理由について詳しくご説明していきますね。

大きくなりすぎる

ミモザは、常緑性の高木に分類される植物で、上に伸びるスピードがとても早い植物です。そのため、大きくなりすぎるから、植えないほうがいいと言われているのです。ここで、ネット上にあったミモザに関する反応をご紹介します。

ガラス張りの温室の中で栽培されているミモザの様子がわかる写真です。しかし、もう天井についてしまいそうなほどの背丈になってしまっていますね。もしこんなに大きな木が庭に生えていると考えると、確かに管理にも一苦労です。

実は、ミモザは、1年で1m以上成長することも珍しくない植物です。そのため、植えるときは高木になるものだと覚悟して植えることが、大切なポイントになってきます。

倒れやすいから危険

ミモザは、上によく伸びる割に根の張りが浅いので、強風への耐性が弱い植物です。そのため、倒れやすく危険だと言われています。もし、家の周りに植えたミモザが倒れてしまうことがあれば、家屋を破壊したり、通行人を怪我させてしまったりする可能性があり、とても危険ですよね。

ネット上では、こんな写真とコメントをアップしている人がいました。

人の背丈以上の高さがありそうなミモザが傾いてしまい、とても焦っている様子が伝わってきますね。ミモザが突風などで傾いてしまうことは、危険であるだけでなく、実は根にも悪影響を及ぼしてしまいます。

そして、今後の生育にも関わってくることなので、植えるときは支柱を立てるなど、しっかり対策をとることをおすすめします。

剪定が大変

ミモザは、1年に1m以上伸びる高木なので、定期的な剪定が欠かせない植物です。そのため、剪定などの管理に手間がかかるため、安易に植えるべきではない植物とされています。ネット上にも、ミモザの剪定に関する意見が投稿されていました。
https://twitter.com/Swordfi65847575/status/1236581647425794053
ミモザに愛着を持って育てている様子と同時に、毎年の剪定に手を焼いている様子が伝わってきます。

実は、ミモザの剪定は、枝の風通しをよくして呼吸をするのを助けたり、樹形を整えたりするために大切な工程です。そのため、ミモザを植える時には避けては通れない大切な作業なので、毎年剪定をすることを覚悟して植えることが、後悔しないために大切なポイントになってきます。

虫がよってくる

ミモザにはカイガラムシなどの害虫がつきやすく、安易に植えるべきではないとされています。せっかく植えたミモザが、苦手な虫をたくさん引き寄せてしまうと、見ているだけで嫌になってしまいますよね。ここで、ネット上にも、ミモザの木に虫がたくさん引き寄せられてしまった方の投稿が上がっていたので、ご紹介させていただきます。

70匹ものツノゼミが、ミモザの木に引き寄せられて集まっています。虫が苦手な方からすると、とても嫌な光景ですよね。特に、カイガラムシなどは、不快なだけでなく、ミモザの生育に影響を与える可能性が高いので、しっかり対策をとりながら育てることが重要になってきます。

処分にお金がかかる

ミモザの栽培を検討している方で「樹高が高くなってきた時は処分すればいい」と考えている人もいるかもしれませんね。しかし、大きくなったミモザは処分するのに数万円規模の費用がかかってしまうため、安易に植えるべきではありません。ネット上にも、このような見解を投稿している方がいました。

処分に高額な費用がかかってしまうため、ミモザは狭い庭先などでは育てない方がいいという意見です。狭い庭先での栽培は、倒木の可能性も考えると、安全上の懸念も出てきますよね。

また、処分するのにはお金だけでなく、時間や労力も消費してしまうことになります。処分前提の栽培は、それらを加味した上で検討しないと、後で悔やむことにもなるので、十分検討した上で決断することが大切になってくるのです。

花子
花子
ミモザを植える時は、先々のこともしっかり考えた上で植える必要があるってことね。

ミモザをうまく植えるコツ

ここまで、ミモザを植えてはいけない理由をご紹介してきましたが、「じゃあ、ミモザの栽培は諦めた方がいいの?」と考える人がいるかもしれませんね。しかし、ミモザは、しっかりと栽培のポイントを押さえておくことで、ストレスを少なく栽培を楽しむことができます。

そこで、ここからは、ミモザをうまく植えるコツについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

品種の剪定 ミモザは基本的に、5~10mの高木になる品種が多いです。樹高が1mほどにしかならない、矮性の「テレサ」という品種も流通しているので、栽培環境にあった品種を選びましょう。
植え付け ミモザは日当たりがよく、水はけの良い場所を好みます。上によく伸びるので、道路や家屋から離れた場所に植えましょう。ただし、ミモザはマメ科の植物のため、路地植え後の移植をきらいます。ですから、場所の選定ができないときは、鉢植えでの栽培も考えましょう。
用土 ミモザは特に土質は選びませんので、市販の培養土が使えます。配合する場合は排水性を良くするために赤玉土などを混ぜましょう。
水やり 定植から根が根付くまではしっかり水をあげます。基本的に乾燥気味を好むので、路地植えの場合は、水やりはほとんど要りません。鉢植えの場合、しっかりと乾かした後にたっぷりと水をやります。
肥料 ミモザは根に根粒菌という微生物を持っており、それを使って空気中のチッ素を土壌に固定することによって、独自にチッ素を得ることができます。そのため基本的に肥料は必要ありません。花後や、生育が悪い時に与えたい場合は、リン酸とカリを含んだ緩効性肥料を与えます。
害虫対策 ミモザにカイガラムシがついた場合は、専用の薬剤か、または牛乳で駆除できます。カイガラムシは死んだ後も落ちずにそのまま残留するので、歯ブラシを使って物理的に落としていく駆除も並行して行いましょう。
剪定 1年に1度、花が終わった後に剪定を行いましょう。伸びた枝の切り戻しや間引きをします。ヒョロヒョロと伸びているミモザの場合、芯どめをすることで、高さを抑えて枝を太くすることができるので、木に安定感を与えられます。
支柱 木が1mほどになったら、倒木予防に支柱を立てましょう。
太郎
太郎
ポイントさえしっかり押さえれば、ミモザを植えても問題なさそうだね。

まとめ

黄色い花が人気のミモザの、栽培上のデメリットをご紹介しました。ミモザは上に伸びすぎることによって倒木しやすかったり、管理に手間がかかったりと、軽視できない性質があることがわかりましたね。

しかし、確かに手間のかかるミモザですが、定期的に剪定を行なったり、植える場所に注意して栽培をしたりすることで、デメリットを極力抑えて栽培をすることは可能です。

また、生育の良い木を植えると、周囲に植物が育てられなくなることが多いのですが、マメ科のミモザの根が持つ、根粒菌が生み出すチッ素は、他の植物の生育もとても良くしてくれるありがたい恩恵があります。このように、ミモザは決してデメリットだけではない、育てやすい植物でもあるので、ぜひ、ミモザの栽培を通して、その魅力を感じてみてください。

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