朝からやることが山積み。こんな時に限って、いろんなハプニングが起こってしまい、いっぱいいっぱいになってしまうことってありませんか。そんな心に余裕のない時に、心ある言葉をかけてもらうと我に返れたり、ふと落ち着いて物事を進めることができますよね。
先日も朝から子供の送り迎え中にバタバタしていた時に、近所の人にやさしい言葉をかけていただいて朝からとても心が温まったんです。でもかけられる言葉によっては、余計に追い詰められて傷ついたりすることもありますよね。
私も、もし周りに、気持ちがいっぱいいっぱいで心に余裕のない人がいたら、心が温まるような優しい言葉をかけてあげたいと思い、そんな時に使える言葉をまとめてみました。例文とともに解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
心に余裕がない人にかける言葉
仕事に追われていたり、心配事がたくさんあったりすると、いっぱいいっぱいになって余裕を失くしてしまします。そんな時にかける言葉をご紹介していきます。心に余裕がない人には、あまり直接的な言い方は避けて、やんわりと言葉をかけてあげることが大切です。そこで、ここからは、そんな時に便利なメッセージを8つのパターンでお伝えしていきます。
- 相手の状況をやんわりと伝える言葉
- 相手の気持ちを理解しようとする言葉
- 相手を安心させてあげる言葉
- 自分を頼りにしてもらう言葉
- 相手を褒めてあげる言葉
- 気分転換を促す言葉
- 気持ちを落ち着かせてあげる言葉
- 少し休むように促す言葉
それぞれのパターンで具体的にどんな言葉があるのか例文も交えてお伝えしていきます。
相手の状況をやんわりと伝える言葉
心に余裕がない人は、自分を見失っていることが多いです。ですから、そういった時は、次のように相手の状況をやんわりと伝えるような言葉をかけてあげると良いでしょう。
心がに余裕がない人は、一人で悶々としていることが多いですよね。ですから、そういった時にこそ、相手の状況を理解してあげて心配するような言葉をかけてあげてみてください。
また、その際は、くれぐれも、余裕がないことをストレートに表現しないでくださいね。余裕がない人はピリピリしていることも多いので、余計なお世話だと反感を買う恐れがありますよ。心に余裕がない人は気持ちがデリケートになっていることが多いので、そのことを前提とした上で、そっと言葉をかけてあげることが大切なポイントです。
相手の気持ちを理解しようとする言葉
心に余裕がない人は、自分の大変さを理解してもらえず、孤独な状態になっていることがあります。ですから、そういった時は、相手の話を聞いてあげた上で、
と一言かけてあげるのも良いでしょう。意外と、そういう言葉をかけてくれる人っていないものなんですよね。ですから、その一言だけでも相手はすごく気持ちが楽になるものです。
相手を安心させてあげる言葉
心に余裕がない人は、常に不安を抱えています。ですからそんな時は、いろいろ事情を聞いてあげた後、
と言って安心させてあげると良いでしょう。ただ、こういう言葉は、相手の状況を理解しない中で言ってしまうと逆に反感を招いてしまう時がります。ですから、相手の事情をきちんと理解した上で、言葉をかけるようにしてあげることが大切です。
自分を頼りにしてもらう言葉
心に余裕がない人は、人に頼ることが苦手な場合があります。ですから、そんな時には、自分を頼りにしてもらうような言葉をかけてみると良いでしょう。例えば、こんな感じです。
- 何かできることがったら手伝うよ。
- 大変そうだったら何でも言ってね。
自分から言い出しにくい性格の人には、あなたから「手伝えるよ」「何でも言って」というような頼りやすい雰囲気づくりができるとよいですね。
私自身も、やることが多すぎていっぱいいっぱいになって心の余裕を完全に失っていた時があります。そんな時、同僚から「何か手伝えることはない?」と言われたのですが、その一言だけで、スッと心が軽くなったことがあります。
相手を褒めてあげる言葉
心に余裕がない人には、褒めてあげる言葉をかけるのも効果的です。
- こんなに頑張っている○○(相手の名前)は、すごいよ!
- もっと、自分を褒めてあげても良いんじゃないかな。
心に余裕がない人には、自分が求めている結果をなかなか得ることができなくて、自分の評価を低くとらえている恐れがあります。ですから、そういった時にこそ、頑張りを認めてあげると、相手は自信を取り戻して、心の余裕も生まれてくるものです。
仲が良いと少し照れくさいかもしれません。しかし、そんな時こそ、まっすぐに頑張っている部分をほめてあげてみてください。
気分転換を促す言葉
余裕のない人は、視野が狭まっている恐れがあります。そんな時には、気分転換が効果的です。
- 一緒に気分転換しにいかない?
- 美味しいご飯でも一緒に食べにいこうよ。
ご飯、お茶、ドライブなど相手が乗ってきそうなものを選んで誘ってあげるとよいですね。心に余裕がないときは、いろいろな意味で行き詰っていたり、後ろ向きな気分になっていたりすることが多いものです。そういった時は、別のことに目を向けて、視点を変えるようにすることが大切です。
ただ、心に余裕がない人は、自分自身でそういった時間を作ることができないので、助け舟を出してあげると良いですよ。
気持ちを落ち着かせてあげる言葉
心に余裕がない人には気持ちを落ち着かせてあげる言葉をかけてあげるのも良いでしょう。
心に余裕がない人は、気持ちが焦っていて、呼吸が短くなっていることが多いです。実際、仕事などで余裕がない時は、ずっと同じ場所にいると煮詰まってしまいますよね。そういった状況で、どんどん悪循環にハマってしまっているケースも多いです。
ですから、コーヒーでも渡して、ちょっと外の空気を吸ってきてもらいましょう。暖かな日差しや、気持ちの良い風で、気持ちが落ち着きます。また、そこでゆっくり深呼吸すれば、気持ちも落ち着いてくるものです。
少し休むように促す言葉
心に余裕がない人は、精神的に少し疲れてしまっている人も多いですね。ですから、そういった時は、少し休むように促す言葉をかけてあげると良いでしょう。
特に真面目な性格ゆえについつい心の余裕を失ってしまっている場合は、自分だけ、気分転換に外に出たり、休憩するのは気が引けるという人も中にはいます。また、もしかしたら、そういった人は話を聞いてほしいのかもしれません。
そんな雰囲気を察したら、一緒に休憩に誘いましょう。仕事中や学校などだと、ほかの人がいると落ち着かないので、人の少ない落ち着ける場所で一休みできるとよいですね。
言葉をかけてあげるタイミング
では、心に余裕がない人に対して、このような言葉はどんな時にかけてあげたら良いのでしょうか。具体的にお伝えすると以下の2つの条件を満たした時です。
時間的に区切りがついた時
相手が忙しい最中だと、どんなに良い言葉でも、うっとおしいと思われる可能性が高くなってしまいます。ですから、同じ職場で仕事をしている人であれば、
- 昼休みの時間
- 仕事が終わった後
- 一つの作業が終わってひと段落ついた時
のような時に、声をかけてあげると良いでしょう。
二人きりになった時
声をかける相手以外にも周りに人がいる時も声をかけるのは控えた方が良いです。第三者にも聞かれてしまったら、相手も余計に気を遣ってしまうからです。ですから、必ず二人っきりになったタイミングを見計らって声をかけて上げるようにしてあげましょう。
心に余裕がない人にかけてはいけない言葉
その一方で、心に余裕がない人にはかけてはいけないという言葉もあります。例えば以下のような言葉はNGです。
- 無理に励まそうとする言葉
- 相手を責めるような言葉
- 第三者の見解を伝えるような言葉
具体的にどういった言葉があるのか、メッセージ例も含めてご紹介していきます。
無理に励まそうとする言葉
心に余裕がない人を無理に励まそうとするのはよくありません。
励ましているつもりでも、余裕のない時に言われると、イラっとされる恐れがあります。そもそも元気になれるものなら、元気になっています。心に余裕がない人は、力が入り過ぎている状態になっているので、そこでさらにプレッシャーをかけてしまうと、もっと苦しくなってしまう可能性が高くなります。
そんな時は、自然と笑顔に、そして元気になれるような言葉をかけてあげるほうが良いですよね。
相手を責めるような言葉
心に余裕がない人には、相手の状況を責めるような言葉もかけない方が良いです。
こういった言葉は、話し方や距離感によっては嫌味に取られる恐れがあります。彼氏、彼女や親友などで明るく「もう仕方ないな~」といった雰囲気でこの言葉をかけるのであれば、心を開くきっかけとなってよい場合もあります。ただ、一般的には、かけるタイミングが難しい言葉ですね。
相手との信頼関係がない中で、こういった言葉をかけてしまうとリスクが高いので、不用意に言わない方が良いでしょう。
第三者の見解を伝えるような言葉
心に余裕がない人に、なんだかんだと言って、問題を大きくするような言葉をかけるのもNGです。
心に余裕がない人の中には、そっとしておいて欲しい時もあります。そんな時、自分ではない誰かを引っ張り出してきて、心配していることを伝えても「みんなって誰だよ?自分が思っているならそう言えばいいのに。」と神経を逆なでさせてしまう恐れがあります。
大切なのは、あなた自身の気持ちを伝えることであって周りの評価ではありません。
まとめ
心に余裕がない人は、イライラしていたりひどく落ち込んでいることが多く、こちらから言葉をかけてもその場ではすぐに響かなかったり、そのまま余裕のない態度で返されることが多いです。
すぐに気持ちの切り替えができるのであれば、余裕を失くすこともないですもんね。しかしあなたからの温かい言葉は、きっと余裕のない人の我に返るきっかけになってくれるはずです。
あなたの周りに余裕がない人がいたら、やんわりと余裕を失くしていることを教えてあげながら、気持ちの切り替えができる言葉をかけてあげられるようがんばってみてください。
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