手術する人にどんな言葉をかけたらいいのか迷いませんか。私自身も自分の年齢が上がるにつれて周りに入院だったり検査だったり、言葉をかけるのに気を遣う場面が増えてきました。友人ならともかく会社の上司やちょっとした知り合いなど、関係によって言葉を考えるべきなのかな、など考えだしたら止まらなくなってくるものです。そこで他の人はどうしているのか徹底的に調べてみることにしました。
この記事では、手術する人が、友人、知り合い、上司、あるいは家族であるかによって、どのような言葉をかけていけば良いのか、具体的な例文をご紹介していきながら、最後に注意点についてもお伝えしていきます。
手術する人にかける言葉の例文集
手術する人にかける言葉の例文を相手別に4つに分けてご紹介します。
- 友人
- 知り合い
- 上司
- 家族
相手がどういった立場の人であるかによっても、表現方法は変わってきますよね。
友人が手術をする時
友人に対してメッセージを送る場合は深刻になりすぎず、相手の気持ちに寄り添った明るいメッセージが送れるといいですよね。例文としては以下のようなものがあります。
このように、ストレートに自分の気持ちを表現したり、手術が終わった後のたのしい計画を立てて楽しみを共有できると、友達も前向きに手術に挑みやすくなってきます。
友達が入院する時にかける言葉は以下の記事で詳しく解説しているので、ご参考にしてください。
知り合いが手術をする時
手術する知り合いに対して言葉をかける場合は、その距離感に気をつけることが大切です。知り合いと言っても、小さいころから仲の良い叔父さんもいれば、最近会ってないけれど、たまたま手術することを知った元同僚などいろんな距離の人がいますよね。
手術の成功を願っているなどポジティブな内容を、丁寧な言葉にしたり砕けた表現にするなどして相手との距離感にあわせると良いですね。具体的な例文もご紹介していきます。
どれも相手の体調を気遣ったメッセージです。当たり障りがないというと聞こえが良くないかもしれないですが、家族や友人とは違うのであまり立ち入ったことには触れず、優しく気遣うメッセージを贈ると失礼になりません。
知り合いが手術をする時に贈るメッセージは以下の記事で詳しく解説しているので、ご参考にしてください。
上司が手術をする時
上司に対してメッセージを送る場合は、手術のことだけでなく仕事のことについても触れると良いですよ。上司が安心して手術を受けられるように、任せてくださいといった内容やゆっくりしてくださいといった内容を伝えてみてはいかがでしょうか。
みんなと協力し合って、○○課長が帰ってくることを待っています。
いつもスマートな振る舞いで、部署全体を盛り上げていただいてありがとうございます。○○さんが手術から帰ってきて、ご迷惑が掛からないように頑張りますので、今はゆっくりとしてください。
手術の内容などを聞くのは詳しく知られたくない場合、失礼に当たることもあるので、上司の方から言及があった範囲にとどめた方が良いでしょう。
家族が手術をする時
家族はいちばん身近で何でも受け止めてくれる相手だからこそ、素直に思いやりの気持ちを伝えたいものですね。ここでは、親、義両親、子どもの3パターンご紹介します。
親が手術をする時
入院している間はゆっくりといっても落ち着かないだろうけれど、せっかくの機会なんだから本当にゆっくりしてよ。
元気になってみんなでまた、温泉にでも行こうね。
義両親が手術をする時
家族みんなで、手術の成功をお祈りしています。
子どもが手術をする時
元気になって、おいしいケーキ食べに行こうね。
親や子供には、遠慮をしないで心配していることや、思っていることなどを素直に伝えてはいかがでしょうか。義両親には気持ちが行き違わないように、丁寧に伝えるように心がけるとよいですね。
手術する人に言葉をかける時の注意点
ここからは、手術する人にかける言葉で、注意点をご紹介していきます。親しい人でもそうでなくても、注意点は変わりません。
絶対大丈夫だとは言わない
手術によっては完治を目的とするものではなく現状維持のため、延命のための手術もあります。不用意な「大丈夫」が、かえってプレッシャーを与えてしまうと申し訳ないですよね。
ただ、相手との関係性、相手のキャラや自分のキャラなどを考えたうえで使う分には有効な場合な時もあります。例えば親や子どもなど家族に向けて使う場合です。しっかりした絆がある場合には、気をしっかり持たせる意味で、大丈夫と言葉をかけるのはありだと思います。しかし、この場合でも絶対という言葉は、プレッシャーになるので使わない方がよいでしょう。
ネガティブな言葉は避ける
手術前の人に、忌み言葉を使うのは避けるべきです。例えば、「弱る」「苦しむ」「終わり」「枯れる」など縁起の悪い言葉や、繰り返しを連想させる「たびたび」「くれぐれも」「重ね重ね」などは不幸が連鎖することを連想させます。
このような言葉は普段は気にならなくても、気が弱っている時に聞くと、気持ちのいいものではないですよね。
病気についてしつこく聞かない
手術をすると聞いて、心配になる気持ちはわかりますが、部位がデリケートな部分の場合もありますし、大ごとになるのが嫌で言いたくない場合もあります。本人が言ってきた場合は、そっと話を聞いて寄り添ってあげた方がいいですが、こちらから無理に聞き出すようなことはやめたほうがよいでしょう。
まとめ
自分が手術を受けるとなったら、こんなこと言われたどう思うだろう、どんな言葉がうれしいだろうと自分に置き換えて考えてみると、伝えるべき言葉や避けた方がいい言葉がわかってくるものです。
メッセージを送る相手によって、気を使う部分は少しずつ違いますが、ポジティブな言葉で、素直な気持ちや、寄り添う気持ちをメッセージに託してはいかがでしょうか。手術する人は多かれ少なかれ、不安を抱えているものです。ですから、あなたが、少しでも相手の気持ちを軽くできるようなメッセージが贈れることを願っています!
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