魔鏡という鏡をご存知ですか?実は、とても不思議な鏡でして・・・かといって、白雪姫に出て来るようなキレイな人を判別して映し出す鏡ではないですよ^^;
魔鏡は中国の漢の時代から作られ、あの卑弥呼の時代にも存在していた鏡なのですが、その不思議な性質が話題になっています。そこで、この記事では、魔境の仕組み(原理)や作り方についてまとめてみました。
魔鏡の作り方と仕組み(原理)
魔鏡の作り方を知る前に、魔境がどんなものかイメージとして掴んでおきましょう。これは3Dプリンターで復元された三角縁神獣鏡という魔境なのですが、この動画を見ると、魔境がどんなものか、1分間でイメージが掴めます。
ねっ、不思議な鏡でしょ^^ では、こういった魔境を作るにはどういった手順を踏んでいけば良いのでしょうか。
まず素材に関してですが、魔境を作るための素材は、青銅などの銅を使うのが良いそうです。理由は、適当な柔らかさがあるためです。
そして、魔鏡の裏側に、凸凹した模様を付けます。そして、その表面を鏡の面とし、ひたすら薄~く研磨していきます。1mmぐらいまで研磨していくと、裏側にある模様が薄い所、つまり凹になっているところは、研磨をすると、銅の部分がたまみ、あまり削れなくなるため、その部分が凸となります。
一方、裏側にある模様が厚い所、つまり凸になっているところは、研磨しても、銅に厚みがあるため、しっかり削れ、その部分が凹となります。
すると、表面から見たら、一見、普通の鏡なのですが、実は表面に、細かい凸凹があるため、光を当てた時に、
- 凸の部分は、光を拡散する
- 凹の部分は、光を集めする
ため、反射される像は、魔鏡の裏と同じような模様となって映し出されます。これが魔鏡の仕組み(原理)です。
魔鏡は簡単に作れるの?
実は、この魔鏡は1mmぐらいまで削らないと、鏡に凸凹が生まれません。少しでも削り過ぎると、鏡が割れてしまい、そこでジ・エンドとなってしまいます。つまり、魔鏡を作るためには、相当な技術と時間を要するため、そう簡単には作れません。
現在、魔鏡を作っている方には、無形文化財の方もいらっしゃいますが、その方でも、全部完成させるまでに3ヶ月かかるのだそうです。
「じゃあ、私も、作ってみよう!」と思った方、ごめんなさいm(__)m ただ、魔鏡はネット通販でも販売しているので、もし、欲しい方は購入してみて下さい、
まとめ
魔境の仕組みは、一見単純に見えるかもしれませんが、魔境を本気で作ろうとしたら、相当な技術が必要になってくるので、普通の人にはやっぱり難しいと言えます。ただ、最近は、昔の魔鏡を3Dプリンタで復元して、あとはそれを磨くだけということで、以前よりは、多少、作りやすくなっているようです。
ですから、今後、魔鏡を見かける機会が増えて来るかもしれないですね。魔境は卑弥呼の時代にも作られていたそうなので、是非、魔鏡を見る機会があったら、歴史のロマンを感じて下さい!
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