ヒートテックが危険と言われる3つの理由!着てはいけないシーンとは?

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寒い冬に一枚あれば重宝するヒートテック。しかしこのヒートテックが危険と言われていることをご存じですか?

もちろん、必ずいつも危険になるというわけではありません。ただ、その人の体質、年齢、あるいは着る場所などで悪い条件が揃ってしてしまうと、危険な状態になってしまう場合があります。ですから、ヒートテックを有効に使うためにも、こういった情報は最低限知っておく必要があると言えますよね。

そこで、この記事では、ヒートテックが危険と言われる理由や、ヒートテックを着る際に気を付けなければならない点について詳しく解説をしていきます。

次郎
次郎
ヒートテックが危険になるケースってどんな時なんだろう?

ヒートテックが危険と言われる理由

ヒートテック
ヒートテックが危険と言われる理由としては、以下の3つの点が挙げられます。

  • 肌荒れ
  • 汗冷え
  • 子供の基礎代謝への影響

これらのことについてどんな危険があるのか、それぞれ詳しくご紹介していきますね。

肌荒れの原因になる

ヒートテックは化学合成繊維でできています。化学合成繊維はとても丈夫で寒さから身を守るのに適しています。しかし、丈夫であるがゆえに肌が弱い人が着ると刺激となってしまうのです。

肌に刺激が加わると肌荒れの原因になってしまいます。また、化学合成繊維でできたヒートテックは天然繊維に比べると静電気を起こしやすく、このことも肌荒れの原因になる危険性があります。

汗をかくと体が冷える場合も

ヒートテックは着ている人の肌表面上の水分を吸収し熱に変えることで体を暖めてくれます。しかし、ヒートテックの吸収できる水分の量には限界があり、限界を超えてしまうと、今度はなかなか水分が乾かなくなってしまいます。

そして、汗がいつまでも乾かないでいると体が冷えてしまうのです。ヒートテックを着ていれば、ずっと油断をしていると逆に冷えて風邪をひいてしまう危険性もあるので、ご注意ください。

子供の基礎代謝を狂わせる

ヒートテックは先ほどもご紹介した通り、人の汗などの水分に反応して熱を発生させます。このヒートテックの長所が子供には害になってしまう危険性があるというのです。一体どういうことなのでしょうか?

子供は大人に比べると代謝がいいのでよく汗をかきますよね。たくさん汗をかくのでヒートテックを着ていると、その汗に反応して体はどんどん暖かくなります。しかし、その暖かさに反応して子供はさらに汗をかきます。そうするとさきほどご紹介した通り、ヒートテックの吸収量以上の汗が残ってしまい、その水分で体が冷えてしまうのです。

また、子供のころからヒートテックなどの便利な機能を備えた肌着を着ていると人間本来が持っている「寒い時に震えて体を暖めるなどの機能」がうまく働かなくなってしまいます。

このような人間が本来持っている寒い時には震えて体を暖めたり、熱い時には汗をかいて体を冷やしたりするなどの働きを基礎代謝と言います。この基礎代謝が狂ってしまい本当なら自分でできるはずの体温調節ができなくなってしまうのは怖いですよね。

花子
花子
ヒートテックがあまりに便利すぎると子供の体が甘えてしまう時もあるのね。

こんな時は特に危険

他にもヒートテックを着る場面によって、とても危険なこと起こる場合があります。

では、どんな場面でヒートテックを着てはいけないのか、そして、なぜ危険なのかという点についてもご紹介していきます。

MRI検査を受ける時

MRIを受けるとき金属のものを身に着けてはいけないことは知っている人も多いと思いますが、ヒートテックも着てはいけないって知っていましたか?

実は病院のホームページにもきちんと書かれてあるのです。例えば熊本中央病院のホームページには

MRI検査では電波と磁場により人体の水成分(プロトン)を画像化します。人体に照射される電波により温度上昇が起こります。実際に検査を受けた方のなかにはMRI検査で温かくなったり、汗をかいたりされた経験のある方も少なくないでしょう。

防寒下着は、これを放散させることなく衣服に吸水します。通常の衣服より湿りますので磁場の中の電波によって誘導電流が流れやすく、やけどが起こりやすくなるのです。

と書かれています。このように、MRI検査ではヒートテックを着てMRI検査を受けることによって必要以上に熱が発生してしまい、火傷が起こる危険性があるというのです。

せっかく検査を受けるのですから安全にそして安心して検査を受けたいですよね。ですから、MRI検査を受ける機会があれば天然繊維の下着を身に着けていった方が無難です。

登山をする時

山の上は標高が高く気温が低いからといって、寒さ対策にヒートテックを着るのは危険です。登山をする時は秋冬などの寒い時でも、常に歩き続けるので持続的に汗をかきますよね。この汗が曲者なのです。

少しくらいの汗なら、ヒートテック本来の力を発揮して体を暖めてくれますが、持続的に汗をかくことによってヒートテックが持つ水分の吸収量を越えてしまいます。そうするとヒートテックが吸収しきれなくなった水分が肌表面上に残り体を冷やしてしまう危険性があります。

特に冬の登山だと汗冷えは最悪な場合、低体温症となってしまい、最悪の場合遭難につながるような事故を起こしてしまうので気をつけましょう。

夜寝る時

夜寝る時に人間はコップ一杯の汗をかくと、どこかで聞いたことありませんか?しかもこれは冬の話です。コップ一杯の汗って結構な量ですよね。

これまでお話してきたようにヒートテックを着ている時に大量の汗をかいてしまうと汗冷えの原因となってしまうので寝る時にもヒートテックを着ることは危険です。寒さから身を守るためにヒートテックを着ているのに汗で逆に体が冷えてしまうことになるからです。

こたつで寝ると風邪をひくという話を聞いたことはありませんか?これと同じようなことがヒートテックを着たまま寝ることで起こってしまうのです。こたつに入っている足は暖かいけれど顔など出ている部分は寒いのと同じで、ヒートテックも着ている部分は暖かいですが着ていない部分は冷えてしまいます。

このことで体内の温度差が生じ自律神経が乱れてしまいます。自律神経が乱れてしまうと免疫機能が低下して風邪をひきやすくなるので、ご注意ください。

太郎
太郎
ヒートテックは状況に応じて正しく使うことが大切だということだね。

まとめ

ヒートテックは、とても暖かく便利な衣類ですが、使い方を間違えてしまうと危険にさらされることがあります。ですから、ヒートテックに頼り切って、四六時中、ヒートテックを着続けるのではなく、ヒートテックの機能や特徴をしっかり理解した上で、着用されることをおすすめいたします。

寒い冬は是非、ヒートテックをうまく使いながら乗り切ってくださいね。

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