本格的な受験シーズンを控えると、受験生も落ち着かない日々も過ごすようになりますが、受験生のお母さんも気苦労が増えてしまうものですよね。私の知り合いの女性も息子さんの受験のサポートで気を揉むことが多いようでして…
そんなお母さんと話す時にはどんな言葉をかけてあげたら良いのでしょうか。特にママ友が受験生のお母さんという方はそういう機会に遭遇することも多いかと思います。そこで、この記事では受験生のお母さんにかける言葉について例文も交えてお伝えしていきます。
受験生のお母さんにかける言葉の例文
受験生のお母さんに対しては、以下のいずれかのパターンで声をかけてあげると良いでしょう。
- 信じてあげる(認めてあげる)言葉
- お母さんを労わる言葉
- 応援する言葉
それでは一つずつ詳しく解説をしていきますね。
子供を信じてあげる(認めてあげる)言葉
受験生のお母さんの中には、生活が受験生を中心に回っていると言っても良いぐらいの人たちが結構いらっしゃいますよね。そのため、お子さんに対してポジティブなことを言ってもらえると自分のことのように嬉しくなるものなんです。
ですから、そういったお母さんには、お子さんの努力を認めて、信じてあげるような言葉をかけてあげると良いでしょう。例文を挙げると以下のようになります。
- 娘さんもここまで本当にがんばってきたから、きっとそのがんばりが実るはずよ。
- 息子さんを信じてあげてね。
- 今までこんなにがんばってきたんだから、あとは息子さんを信じてね。
- ○○ちゃんの努力が報われることを私も信じているわ。
- 娘さんは、本当にがんばっているわよね。
- 努力は決して裏切らないからね。
受験生をサポートするお母さんは「うちの子は大丈夫かしら。」「ちゃんと志望校に受かることができるかしら。」という感じで何かと気を揉むことが多いです。ですからそういったお母さんに対して、「お子さんはがんばっているから大丈夫」ということを伝えてあげると、お母さんとしても心が軽くなるはずです。
ただ、ここで「お子さんを信じてあげて」というとおしつけがましくなってしまうので、あなた自身がお子さんのことを信じていると言ってあげることによって、相手のお母さんと信じる気持ちを共有できれば良いですよね。
お母さんを労わる言葉
受験生のお母さんは、お子さんの体調管理や精神状態のことがずっと気になっているものですが、自分自身の管理が疎かになってしまいがちです。また、受験勉強の期間中は皆の関心が受験生に集まりがちなところもありますよね。
ですから、そういった時こそ、お母さんを労わる言葉をかけてあげると、相手のお母さんに喜んでもらえるはずです。例えば、以下のような言葉をかけてみてはいかがでしょうか。
- ○○くんだけじゃなく、あなたも体調管理に気を付けてね。
- あなたのがんばりが○○ちゃんの支えになっているはずよ。
- 今は一番大変な時期だと思うから、体に気を付けてね。
受験生のお母さんに元気であってこそ、最高のサポートができるものです。ぜひ、いつもお子さんのためにがんばっているお母さんを労わる言葉をかけてあげてください。
応援する言葉
受験生にとって、お母さんは最高の応援団と言えますが、お母さんにとっては子供さんを応援してくれる人が一人でも多いとうれしいものです。ぜひ、お子さんの応援団の一人に加わるような気持ちで次のような言葉をかけてあげてみるのはいかがでしょうか。
- 私も応援しているから。
- 親子でがんばる姿を見てきたから、私も応援しているわ。
- あともう少しだからラストスパートね。応援しているわよ。
これは経験した人なら分かるかと思いますが、誰かに応援をしてもらえると本当に力が湧いてくるものなんですよね。そして、少し大げさな表現をすると、あなたの応援が後押しになって、合格に貢献できることになるかもしれません。そういった意味であなたの応援は本当に大切なので、しっかり応援してあげてくださいね。
受験生のお母さんに言葉をかける時の注意点
その一方で、受験生のお母さんに言葉をかける際には気を付ける点がいくつかあります。具体的にお伝えすると以下の3つの観点があります。
- 上から目線にはならない
- 禁句は避ける
- 試験が終わったら連絡は控える
一つ一つのポイントについて詳しく解説していきますね。
上から目線にはならない
特にプライドの強い人だと、見栄を張るような気持ちが出てきて、ついつい上から目線になってしまう場合があります。その流れで受験生のお母さんや受験生自身のやり方については、いろいろと口出しをしてしまうと本当に失礼になってしまうので、絶対に止めましょう。例えば、以下のような言葉をかけるのはNGです。
- もう少しがんばったら、上の大学を狙えるんじゃない?
- うちの子は○○大学に受かったけど受験勉強の時は本当に大変だったわあ。
- ○○ちゃんも、もうちょっとがんばれるはずよねえ。
- 今の点数だとちょっと厳しいんじゃない?
- もっと将来のこと真剣に考えないといけないんじゃない?
受験生も、受験生のお母さんもせっかくがんばっているのに、第三者の人から、こういうことを言われると、余計なお世話だと思われてしまうでしょう。このように自分視点の発言や相手の事情を考慮しない発言は控えるよう注意してくださいね。
禁句は避ける
受験に関わっている人たちと話す時は、当然ですが、禁句を避けなければなりません。具体的には以下のような表現があります。
- 落ちる・滑る・転ぶ → 試験に落ちることを連想させます
- もしダメでも来年があるから → 今年はダメであることを暗に差してしまっています
- 落ちても気にしないで → 落ちることを想定してしまっています
- 絶対大丈夫 → 受験に絶対はないので、かえってプレッシャーになってしまいます
こういった言葉は受験生だけでなく受験生のお母さんに対しても同様で言ってはいけません。受験の前はお子さんもお母さんも神経が過敏になっている時期でもあるので、言葉選びには十分に注意しましょう。
試験が終わったら連絡は控える
試験が終わった後は、しばらくはそっとしておいた方が良いです。試験を受けて、手応えが良かったのであれば良いのですが、もしかしたら、緊張で頭が真っ白になったりして、実力を思うように発揮することができず、親子共々、落ち込んでいるかもしれません。
そういった時に、こちらから連絡して「どうだった?」と聞くて、傷口を広げてしまう可能性もあります。もし、結果が良ければ、相手の方から自然と話をしてくれるものです。また、試験の結果が悪かった場合は、少し心を整理してから連絡をしてくれるでしょう。
いずれにせよ、試験が終わった後は、こちらから連絡をすることは控えて相手からの連絡を待つようにするのが良いです。
まとめ
受験シーズンを迎えると、受験生だけでなく、受験生のお母さんも大変な時期を迎えますよね。普段、接していると、その大変さが伝わってくるかと思います。そんな時、特に先輩のお母さんだと、いろいろアドバイスをしたい気持ちになってくるかもしれません。
しかし、そういった時こそ、余計なことは言わずにお子さんを信じて上げる言葉、お母さんと労わる言葉、そして心から応援する言葉をかけてあげたりしながら、さりげなくサポートをしてあげてください。
そして、春には受験生やお母さんと合格の喜びを共に分かち合える日が来ることを願っています。
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