健康診断の前日は、食事やお酒などに関して控えた方が良いものがいろいろ出て来ますよね。
では、薬やビタミン剤は服用しても大丈夫なのでしょうか?
食事であれば健康診断の前日に少し抜かしても大丈夫ですが、薬は服用を控えると体への影響が出て来てしまう場合がありますよね。
そこで、ここでは健康診断の前日に薬やビタミン剤を飲んでも大丈夫なのか解説をしていきます。
処方箋は前日に服用しても大丈夫?
お医者さんから毎日服用されている薬に関しては、前日でも服用しても大丈夫と言われています。
ただし、健康診断の当日に関しては、日本総合健診医学会で以下のように指示をされています。
- 糖尿病薬は、検査中低血糖を起こす可能性があるので服用しないでください。
- インスリン注射をしている方は、当日の朝は注射をしないでご持参ください。
- 「高血圧、心臓病、うつ病、パーキンソン病、てんかん」の薬は、健診受付前2時間までに、コップ半分程度の量の水で服用してください。
- 「高血圧、心臓病、うつ病、パーキンソン病、てんかん」以外で医師から毎日服用するよう指示されている薬は、胃のX線検査終了時に服用していただきますのでご持参ください。
頭痛薬やロキソニンなど市販の薬に対して
では、医者から処方されている薬ではなく、頭痛薬やロキソニンなど市販の薬はどうなのでしょうか?
これに対しては、Yahoo!知恵袋で薬剤師の方が以下のようにコメントしています。
薬剤師です。通常の健康診断であれば問題ないですよ。
ただ、尿検査、血液検査がある場合、糖分の影響を受けるので、お水で飲んで下さい。
胃潰瘍などの疑いがあって検査する場合は、ロキソニンなどの鎮痛薬が潰瘍を悪化させるので、服用はしないで下さい。
つまり、特定の条件の時を除いては、市販の薬も健康診断の前日に服用しても影響はないということが分かります。
他にも、睡眠薬や生理痛の痛み止めなども健康診断の前日に服用しても問題はありません。
ビタミン剤やサプリメントであれば大丈夫?
しかし、その一方で、ビタミン剤などのサプリメントの服用は、薬と違って気を付けないといけません。
特にビタミン剤は尿検査に影響を与えてしまうので、健康診断の前日だけでなく、2日前から服用を控える必要があります。
まとめ
薬は体の健康を維持するために必要なものですから、健康診断の前日だからといって、服用をやめると症状が悪化してしまったら、健康診断の考え方から見ても本末転倒となってしまいます。
ただ、健康診断の当日に関しては、薬の種類よって、飲みタイミングを気を付ける必要が出て来るものもあるので、お医者さんの指示に従って服用のタイミングを確認するようにして下さい。
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