AT-X(アニメシアターXの通称)は、アニメ専門チャンネルです。
スカパーのプレミアムサービスとして加入したり、レオパレス21の専用サービスであるLEONET(レオネット)、あるいは一部のケーブルテレビに加入したりすることで見ることが出来ます。
AT-Xの月額料金は、1,944円ですが、今回は、この月額料金が、果たして妥当な金額かについてまとめてみました。
まずは競合比較
AT-Xの競合、つまりライバル会社と言えば、アニマックス(月額料金:798円)やキッズステーション(月額料金:630円)などがあります。
比較してみると、AT-Xの月額料金は、2倍以上高いことが分かります。
なので、価格だけを見たら、AT-Xは割高ということになります。
月額料金が高い理由
では、なぜ、AT-Xの月額料金は高いのでしょうか?
番組の途中でCMが挿入されない。
AT-Xは、番組の本編をより楽しむことが出来るよう、番組の途中でCMを入れません。
広告は、ステーションブレイクと呼ばれる番組と番組の間に入るものしか流れません。
またその広告も、アニメや映像関連のものに絞っているため、広告収入が競合他社に比べて相対的に低くなり、その分、月額料金が高くなっています。
パック料金に含まれない
アニマックスやキッズステーションは、スカパーのパックプランに含まれたりしていますが、AT-Xは、単独契約しかありません。
結果的に、契約者数の母体は少なくなるので、その観点から考えても、月額料金は上がります。
番組の回転率が高い
他のアニメチャンネルは、同じ番組が何回も繰り返して放送されることが多くなっています。
しかし、AT-Xは、同じ番組を放送する回数が少なく、どんどん新しい番組を放送していくという傾向があります。
番組の種類が多い分、月額料金が高くなっているという見方も出来ます。
料金が高いのになぜ見るのか?
では、AT-Xを見る人は、なぜ料金が高くても見るのでしょうか?
それは、AT-Xがアニメオタクを中心としたコアなファン向けのチャンネルだからです。
AT-Xは、深夜アニメなどオタク向けの作品が充実している、すなわちマニアックな作品が多いのです。
また、その深夜アニメを昼間に見られるのも魅力の一つです。
さらに声優番組が充実しているなど、AT-Xは、アニメオタクには必須のチャンネルなのです。
(逆に、AT-Xは、小さい子供が見たらダメです^^;)
アニマックスは、ドラゴンボールやガンダムシリーズなど、より一般的な家庭向けの作品が大半を占め、キッズステーションも一般的な子供向けのチャンネルとなります。
つまり、コアなアニメファンにとっては、AT-Xの月額料金は、適正な値段、考え方によっては安いという話になります。
マーケットは、小さいかもしれませんが、好きな物には、お金を出すことを惜しまないコアなファン層がいます。
その人達にとって、”ワンランク上のアニメ専門チャンネル“(AT-Xのキャッチコピー)として、質の高いコンテンツをAT-Xは提供していくことを通じて、ファンも満足させ、収益も挙げていくという手段を取っているというワケなのです。
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