1マイルは何キロ?計算方法やなぜ使われているか徹底解説!

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1マイル 何キロ
実は私、たまにYouTubeで野球動画をみることがちょこちょこあります。ただ、メジャーリーグを見ていてマイル(MPH)という表記で球速が表される時、「マイルと言われてもどれくらいの速さかわからない!」とずっと思っていたんですね。そもそも1マイルって何キロなんでしょうか。

そういう事情もあって、私が野球中継で球速表記を理解するためにも、マイルのことについて徹底的に調べてみました。そこで、この記事では、1マイルは何キロなのか、お伝えすると共に、マイルとキロの簡単な計算方法や、そもそもなぜマイルという単位が使われているのかという点についても詳しく解説していきます。

次郎
次郎
100マイルと言われても今一つピンと来なかったりするんだよね。

1マイルは何キロ?

1マイルは何キロなのかということを知るうえで事前に知っておくべきことがあります。それは、1マイルと言っても陸と海でそれぞれのマイルがあり、長さが異なるということです。そこで陸上の1マイルと海上の1マイルに分けて解説します。

陸上の1マイル

陸上のマイルはメートルで表すと、1,609.344 mになります。そのため、

  • 陸上の1マイルをキロメートルで表すと1,609344 kmになり、約1.6kmです。

陸上マイルを実際に使っている場面として想像できるのは、やっぱりメジャーリーグの中継ですね。例えば、ピッチャーの球速が100マイル!と言っている場合はメートル法で表すと時速160kmという意味になります。

また、アメリカでは道路標識もこの陸上マイルが使われています。例えば、アメリカへ旅行をしに行って運転していた時に「speed limit 25」という道路標識があったとします。これは制限速度が25マイルということなので、キロメートルに直すと40kmになります。

海上の1マイル

陸上の1マイルは約1.6kmでしたが、

  • 海上の1マイルはメートルで表すと1,852mで、1.852kmです。

つまり、約1.8kmということですが、海上のマイルは陸上のマイルよりも200m近く長い距離になるんですね。ちなみに英語で表すと、sea mileやnautical mileになります。seaというのは海のことを指すので覚えやすいです。

もう一つのnautical mileは、あまりなじみがありませんが、これは「航海の」という意味です。ちなみに、マイルを漢字で表すと海里になります。よく日本の排他的経済水域が200海里といったことを聞いたことがありませんか?ここでの200海里は200マイルと同じ意味です。

花子
花子
陸のマイルと海のマイルはしっかり分けて考えないといけないわね。

マイルとキロの簡単な計算方法

マイルとキロで同じ数字でも、全く違った距離を表していますよね。そんなややこしいマイルとキロの違いですが、簡単に計算する方法があるのでそれを紹介します。

キロメールからマイルを計算する方法

まずは、キロメートルをマイルに直す方法を見ていきます。といっても、方法はとても簡単で、キロメートルの数字に0.6214を掛けるだけです。

例えば、あなたが100kmをマイルに直したいとします。そういう時は100に0.6214を掛ければ良いので、100×0.6214 = 62.14、つまり、100kmは62.14マイルってことですね。

ただ、1kmは正確には0.621371 マイルなので、もっと厳密に調べたい方は、こちらの数字を使ってください。

マイルからキロメートルを計算する方法

あと、マイルをキロメートルに直す方法もご紹介します。マイルをキロメートルに直したいときは、マイルに1.609を掛けるだけです。

例えばあなたが、100マイルをキロメートルに直したいとします。そういう時は100に1.609を掛ければ良いので100×1.609 = 160.9、つまり160.9㎞になるということです。こちらに関しても、1kmは厳密には、1,609344なので、先ほどと同様に厳密な数字を出したい方はこちらの数字を使ってください。

1マイルのなぜ

1マイルについては、色々な謎が存在します。例えば「なぜ1マイルというのか?」とか「そもそもメートルじゃなくて何でマイルを使う国があるのか?」と言ったことです。そういったマイルのなぜについてもお伝えしていきます。

なぜ1マイルと言うの?

なぜ1マイルというのかといった疑問を解消するにあたって避けられないのは、マイルの起源です。マイルの起源をさかのぼると、古代ローマに行きつきます。古代ローマでは、二歩分の長さを1パッスス(passus)という単位で表していました。そこで1000 passusをmile passusと現したことが起源なんですね。

ただ、「なぜ、1000パッススがmile passusになるの?」という疑問が湧いてくるかもしれませんが、これは、古代ローマで使われていたラテン語が関係しています。実は、ラテン語では、1000をmileとあらわしていたからなのです。

なぜマイルを使う国があるの?

では、そもそもなぜマイルを使う国があるのでしょうか?私たち日本人からすれば、マイルになじみがないので、全部メートルで表してくれたら楽ですよね。

マイルを使っている国は、アメリカ・イギリス・ミャンマー・リベリアなどが挙げられますが、ここでは世界の経済大国であるアメリカでなぜメートルではなくマイルを使っているのかという理由を見ていきましょう。

アメリカに住んでいた経験がある人の話を知恵袋で見つけたので参考にしていきます。質問者さんの「アメリカはなぜヤードポンド法をやめないのか」という質問に対してこのような回答がありました。

アメリカ在住です。

変更するのにかかる費用が莫大だからです。交通標識、地図、車のスピードメーター、学校の教科書、体重計、温度計など、それらすべてに影響を及ぼします。

引用元:知恵袋

確かにマイルやポンドを別の単位に変更すると地図や道路標識も変更しないといけないですよね。国中の道路標識をそのために変更するのは、大変な作業になりそうです。他にも、こんな回答がありました。

以前に職務で合衆国に数年間勤務していました。このことについてアメリカ人社員と何回か話したことがあります。メートル法の方が便利だと思っていたので、その理由は次に通りであると説明すると、「それは知っている」と言いました。彼らはヤードポンド法に慣れているので、問題はなさそうでしたが、例えば私が、「それは4ミリメートルくらいだ」と言うと、「それは何インチか」と聞いてきます。温度についても、彼らはセ氏では分からず、華氏で話します。

引用元:知恵袋

実際、メートル法が便利だとは知っていてもヤードポンド法に慣れていると、単純にメートルで表したときにどんな長さになるのかが分からないってことですね。それで道路標識がメートルにいきなり変わったら、大混乱を招きそうです。

太郎
太郎
マイルに慣れた人からすれば、メートルの方が厄介に感じるんだろうね。

マイル以外の距離の表記

距離の表記はマイル以外にもたくさんあります。ヤードポンド法では、マイルのほかにインチやフットもあります。では、これらの距離の表記についても少しだけ解説していきます。

1ヤードは何メートル?

1ヤードは約0.9メートルです。正確に言うと、0.9144mですね。

ゴルフをやっている人なら、ヤードの感覚が分かるのではないでしょうか?ゴルフはイギリス発祥のスポーツで、ヤードポンド法はもともとイギリスで使っていた単位なので、ゴルフでヤードが今でも使われているのでしょう。

1インチは何センチ?

1インチは約2.5センチメートルです。正確に言うと2.54センチメートルですね。インチは古代ローマで成人男性の手の親指の幅くらいの長さの単位とされていました。パソコンなんかでも、◯インチといった表記を日本でも見ますよね。

例えば10インチと書いてあったら、センチメートルに直すと25.4㎝になります。

1フットは何センチ?

1フットは約30センチメートルです。正確に言うと30.48 cmになります。

フットの起源は古代オリエントからとされていて、成人男性の足の長さを表す単位として用いられたとされています。しかし、そのほかにもヘンリーⅠ世の足のサイズがもとになっているとの俗説もあります。

まとめ

日本人にとっては、マイルはあまりなじみがないので、もしアメリカに旅行へ行って、それを知らずにレンタカーを借りて運転していたら、ちょっと危ないかもしれません。

例えば、アメリカの高速道路(フリーウェイ)ではspeed limitが75という表記もあります。これってキロメートルに直すと約120kmなんです。それなのに、キロメートルだと思って走っていたら周りから遅すぎてあおられそうですよね。そういったことにならないように、もし、アメリカなどマイルが使われている国へ旅行するような機会があればマイルの知識をしっかり身に付けておくようにしてくださいね!

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