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ヨーロッパやアメリカで利下げや利上げが行なわれると為替や株価が変動し、世界経済に大きく影響を与えます。
今回は、その中でも利下げとは何かという点について、分かりやすく解説をしていきます。
利下げとは?なぜ行うの?
利下げとは、国や連合体、あるいは中央銀行などが政策金利を下げることです。
利下げは、景気が悪くなった時に、経済を活性化させるために行います。
なぜ、利下げによって、経済に刺激を与えることが出来るかと言うと、以下のような流れを見込めるだからです。
- 利下げをする(利子が下がる)
- 企業や国がお金を借りやすくなる
- 借りたお金で、設備投資をしたり、消費をしたりする。
- お金が回り始まる。
その一方で、景気が過熱しすぎたり、お金が流通しすぎて、インフレで物価が上昇しすぎ場合、逆に利上げをして、お金を借りにくくし、お金の流通を絞るようにします。。
利下げが為替相場や株価へ与える影響
利下げをすると、基本的に、その国の通貨は安くなります。
その国の通貨で資金を持っている人は、
「この通貨を持っていても、私の資産は増えないじゃん」
という判断を下し、その通貨を売るようになるからです。
すると、通貨の価値が下がり、通貨安になるという構造です。
例えば、ECB(欧州中央銀行が利下げ)を実行すると、ユーロが急落し、相対的に円高となります。
円高になると、輸出の方が多い日本にとっては、自国で生産した製品の価格が、輸出した際、値上がりしてしまいます。
すると、業績に悪影響を与えると判断され、全体的な株安へと繋がっていきます。
また、利下げが、為替に大きな影響を与えるということは、FXをやっている人も、利下げの影響は大きく受けることを意味します。
ですから、どの国が、利下げ、または利上げを行おうとしているのか、FX関係者は、随時チェックをしておく必要があるのです。
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