歌手の絢香さんやピンクレディーの増田恵子さん、
女性に多いと言われているバセドウ病。
医学的にまだ解明されていない部分も多い
バセドウ病は、遺伝するものなのでしょうか?
バセドウ病にどう対処しているかという観点も
含めてまとめました。
バセドウ病の原因は?
バセドウ病は、甲状腺機能に異常を
きたしてしまう病気です。
具体的に、
1000人に2~6人いると言われている
女性患者は男性患者の約5倍
発病は20代、30代が過半数を占める
という傾向があります。
ただ、バセドウ病の原因は、
実際のところ、よく分かっていない
というのが実情です。
考えられている発症の要因として、
ストレスや過労、そしてタバコなどの説がありますが、
その一方で、遺伝の可能性も指摘されています。
パセドウ病を発症した方の15%ぐらいの方は、
親や兄弟の中で、同じ病気に掛かっている
というデータもあるからです。
遺伝的要素が決定要因ではない
親がバセドウ病の場合、子供がバセドウ病になる
確率は、通常の6~8倍ぐらいだと言われています。
ただその一方で、同じ遺伝子を持つ
一卵性双生児で二人ともバセドウ病を発症する確率は、
35%と言われています。
つまり、バセドウ病は、遺伝的な要素だけで
決まるわけではないのです。
別の言葉で表現すれば、バセドウ病は、
掛かりやすい体質が遺伝することはあっても、
病気自体が遺伝するわけではない
ということが言えます。
つまり、バセドウ病は、確かに遺伝的な要素も
あるけれども、その他の要因も合わさって発症する
と言われています。
ですから、
親がバセドウ病だから・・・
自分がバセドウ病だから子供も・・・
とあまり悲観するのではなく、
前向きに対処法を考えていく必要があります。
バセドウ病の発病を防ぐために
バセドウになりやすい体質かもしれないと心配な方は、
甲状腺の検査を受けてみられることをお勧めいたします。
バセドウ病が発症する前は、甲状腺が腫れるケースが
多いからです。
ただ、バセドウ病の患者の方で、15歳未満で、発症した方は、
全体の3%に過ぎません。
ですから、小さい頃は、そんなに心配しなくても大丈夫でしょう。
また、家族で、バセドウ病や甲状腺の病気に
掛かっている方がいらっしゃれば、
バセドウ病になりやすい要因をなくしていけるよう
心掛けていく必要があります。
タバコは、バセドウ病になる確率を3.3倍に
引き上げるというデータがあります。
特に、女性の場合は、妊娠、出産、更年期などで、
過剰な肉体的負担やストレスを感じて、バセドウ病に
なる場合があります。
特に女性の方は、お気を付け下さい。
まとめ
バセドウ病は、遺伝的要素だけでかかるわけではないので、
環境的要因を知り、適切に対処
することが大切ということになります。
疲れがたまっている時は、十分な睡眠を取り、
ストレスをうまく解消できるリラックス法を見つけたり、
そしてたばこは絶対吸わない
そんなライフスタイルを確立していければいいですね。
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