台風が通り過ぎた後、天気予報を見ていると、
「台風一過で、晴れ間が広がるでしょう!」
と言われたりしています。
ところで、子供の頃、台風一過のことを台風一家と勘違いして、
「大小混ざった複数の台風が
まるで家族のように、一緒に固まってやってくる」
みたいなイメージを持っていた人って多いのではないでしょうか。
実際、ある調査では、子供の頃に、台風一過を台風一家と勘違いしていた人の割合が42%だったというデータも出ているほどです。
もしかしたら、あなたのお子さんも、台風一過ではなく台風一家と思い込んでいるかもしれないですね。
ですので、今回は、台風一過の使い方をしっかり整理して、お子さんにもしっかり説明できるようにして頂ければと思います。
台風一過の意味は二つ
台風一過は、大きく分けて二つの意味に分かれます。
1. 台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡って良い天気になること
2. 騒動が収まって、一気に静かになること
1が元の意味で2が、1から転じた意味ということになります。
どうやって使うか?
では、具体的には、どんな使い方をするのでしょうか?
文字通り、台風が過ぎた後の晴れ間を指す場合は、
昨日までの激しい嵐から一転、今日は、朝から、台風一過の晴れ間が広がっています。
台風一過の晴れ間の勢いで気温がグングン上がっています。
という感じで使います。
また、普段の生活の中では、
連日徹夜をしながら何とか成功したプロジェクトが終わり、台風一過のような静けさが訪れた
みたいな感じで使うことも出来ます。
台風が過ぎた後は、なぜ晴れる?
ところで、お子さんに
「台風一家じゃなくて、台風一過だぞー」
と説明して上げたあとに、お子さんから、
「なんで、台風一過の時は、晴れるの?」
と聞かれたら、どう答えますか・・・!?
その理由を簡単に説目すると
1. 台風は低気圧なので、上昇気流になっている空気は対流しているので、台風の近くには、下降気流が生じている、つまり高気圧があるから
2. 台風が湿った空気を吸い込んで持っていってくれるから
ということになります。
美しい夕焼けになったり、暑くなったりするわけは?
ちなみに、
台風一過では、きれいな夕方になる理由は、台風が空気中の不純物を吹き飛ばしてくれるから。
台風一過の後、夏だと暑くなる理由は、台風は低気圧なので、周りの空気を吸い込んでいきますが、南から北へ過ぎ去った場合、南からの暖かい風を運んでくれるから。
ということになります。
台風一過を台風一家と勘違いしている人は、
「台風の大群じゃあ、大変じゃあ」
とイメージしているかもしれません。
しかし、本当の意味は、静けさとすがすがしさをもたらしてくれる訳です。
しかし、それにしても日本語ってややこしいですね(笑)
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