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私たちが、こうやって生きていけるのは、
ご先祖様のお陰です。
そういった意味で、ご先祖様の供養は
大切にしていきたいものですよね。
ところで、ご先祖様を大切にする時期には、
お彼岸やお盆がありますが、
この二つは何が違うのでしょうか?
分かりやすくまとめてみました。
時期の違い
まず、それぞれの時期を簡単に説明しますと、
お盆の時期は、
東京などでは、7月15日(7月13日~16日)
全国的には、8月15日(8月13日~16日)
というのの基本的な期間となっています。
8月にお盆の行事が多い理由は、
7月だと、農家の人達が忙しかったという事情もあるようですが、
現代は、やっぱり、その方が親戚一同集まりやすい事情が
あるからなのかもしれません。
それに対して、お彼岸は、1年で2回ありますが、
春の彼岸:春分の日と前後3日間、計7日間
秋の彼岸:秋分の日と前後3日間、計7日間
となります。
2014年の場合だと、
春分の日が3月21日、秋分の日が9月23日なので、
春の彼岸:3月18日~3月24日
秋の彼岸:9月20日~9月26日
となりますね。
共通点と違いは?
まず、共通点から話していくと、
お彼岸もお盆も仏教の伝統行事です。
また、ご先祖様を敬うという観点も同じです。
では、何が違うのでしょうか?
大きな違いは、簡単に言ってしまうと、
お盆:ご先祖様を迎えて供養していく
お彼岸:ご先祖様がいる世界に想いを馳せる
というところにあります。
実は、お彼岸は、元々、
先祖供養をするのがメインの目的ではありませんでした。
ちなみに、彼岸(ひがん)という言葉はあの世を意味します。
それに対して、この世は此岸(しがん)と呼ばれています。
彼岸が、春分の日や秋分の日と前後3日間となった理由は、
彼岸であるあの世が、ちょうど西方にあると言われており、
この期間は、太陽がちょうど真西に沈むため、
彼岸の方向=太陽の沈む方角
が一致するからだと言われています。
また、お彼岸には、六波羅蜜(ろくはらみつ)という
6つの修業を行なう習慣もあります。
つまり、お彼岸とは、
仏教徒として、この世から、あの世(悟りを開いた世界)へ
到達するための悟りを開く訓練をすることが
メインの目的なのです。
また同時に、この日は、太陽が真西に沈むので、
この世(此岸)とあの世(彼岸)が、もっとも通じやすい期間と
されるため、この期間に、先祖供養をするようになったと
言われています。
実際、お彼岸の期間は、
お墓参りをしたり
仏壇を掃除したり、
季節の花をお供えしたり、
おはぎやぼたもちを食べたり、
しますが、元々は、仏教徒として、
正しく過ごして悟りの世界に想いを馳せよう
という意味合いがあるわけです。
昔から、暑さも寒さも彼岸までと、よく言われていますが、
少し過ごしやすくなるこの期間に、ご先祖様に感謝をしながら、
心をしっかり正していければいいですね!
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