スポンサード リンク
私、留学の業務を長くやっていたのですが、
英語圏の大学へ行こうとした場合、必ず、
「TOEFLで〇〇〇点を取らないと」
という話になります。
でも、TOEFLって、実は、いろいろな種類があります。
「えっ、どう違うのですか?」
という方もいらっしゃるので、違いを簡単にまとめてみました。
TOEFLの種類と変遷の歴史
TOEFLは、大きく分けて、以下の3つ分けられます。
基本的に、アルファベット3文字で表現されるので、
TDLとの区別がつかなくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、
何の略かが分かれば、比較的、区別はしやすいです。
PBT(Paper-Baset Test)・・・試験用紙に直接記入して回答
CBT(Computer-Based Test)・・・パソコンで入力して回答
iBT(Internet-Bast Test)・・・ネットのサイトで入力して回答
ちなみにこれ以外にも、
ITP(Institutional Testing Program)・・・法人向けの団体試験
もありますが、これは、TOEFL会場まで行かずに、
皆で英語力を調べようという趣旨で行われるもので、
留学をする際は、TOEFLの公式的な試験として認められていないので、
注意が必要です。
何が違うか?
いわゆる時代の中で、
PBT(紙)→CBT(備え付けのパソコン)→iBT(インターネット)
と変遷をしてきましたが、点数の付け方も、
それぞれ全然違います。
よく、留学をするために必要な点数は、
PBTの場合だと、
大学で500点、大学院で550点
というのが一般的です。
これをCBTやiBTと比較したら、このようになります。
PBT | CBT | iBT | |
500 | 173 | 61 | 大学入学レベル |
550 | 213 | 79-80 | 大学院入学レベル |
667 | 300 | 120 | 満点 |
私は、いつも、こんな比較のサイトなどを見て、
点数を比較しています。
それともう一つ、違いを知る上で、重要な観点があります。
それは、時代が進む中で、
より実践的な英語力を問う形式に変わってきている
ということです。
PBTとCBTでは、紙かコンピュータかという違いぐらいで、
大きな違いはなかったのですが、iBTになって大きく変わりました。
具体的には、iBTでは、
文法セクションが廃止されました。
その代わり、スピーキングのセクションが追加されました。
日本の英語教育は、文法教育がしっかりしていますが、
その一方、スピーキングを鍛える機会は、ほとんどありません。
というか、学校の試験で、スピーキングの問題は出ないですからね^^;
つまり、iBTは、日本人にとっては、結構、不利なシステムなのです
それ以外にも、iBTは、
ライティングセクションでは、タイピングのみ(手書きの本格的な廃止)
テスト時間が、3時間から4時間へ
という感じで変わっています。
いやあ、なかなか大変な時代になったものですね・・・
TOEFLは、とにかく受けて慣れるべし
TOEFLは受けてみると、分かりますが、
最初は、かなりショックを受けます。
日常生活で役立つ英語の力をはかるTOEICに比べると、
TOEFLは、大学の授業に出て来るような難しい単語も
結構出てきますし、時間も結構追われるような感じになる
可能性が高いからです。
だから、留学を目指している人は、出来るだけ早い段階で、
TOEFLを受けて、ショックを受けて(!?)、
そこから新しく出発していくという流れにするのが良いです。
くれぐれも、ショックを受けて、
落ち込み過ぎないようにしましょう。
いろいろ大変だとは思いますが、英語が出来ると、
これからの時代は良いことがたくさんありますので、
是非、がんばって下さいね!
スポンサードリンク