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アスベルガー症候群の大人に対して、会社ではどう対応をしていけば良いのでしょうか?
もちろん、アスペルガーの症状を持った本人の努力も必要ですが、職場の人たちの協力も不可欠になってきます。
そこで、今回は、アスペルガーの症候群の大人に対して、職場で、どのように対応していくのが良いのかまとめてみました。
とても参考になる動画
アスペルガー症候群だけれども、会社にうまく対応している方の例が、紹介された動画です。
この動画をかなり参考にしながら、まとめています。
アスペルガー症候群の大人への対処法(3つのポイント)
職場でアスペルガー症候群の大人がいたら、どのように対応していくのが良いのか具体的に3つのポイントに分けて、解説してみました。
得意な分野を伸ばしていく
アスペルガー症候群の大人の特徴の一つとして、特定の分野に没頭しやすいというものがあります。
実際、アスペルガーの大人は、関心のない分野に関しては、まったく関心や興味を示さないという特徴があります。
ですので、要は、その人が打ち込める分野にハマる環境が出来るように対応して上げれば良いのです。
そういった意味で、コンピュータを使うIT分野などは、アスペルガーの大人が苦手な人との付き合いも減らすことが出来ますし、集中しやすい分野といえるでしょう。
実際、IT業界のメッカであるアメリカのシリコンバレーで働いている成人の10人に1人がアスペルガー症候群というデータもあるほどです。
また、これは職場ではないのですが、芸術家という職業もアスペルガーの大人には向いていると言われています。
細かく指示をして上げる
アスペルガー症候群の大人は、言われたことからイマジネーションを働かせて、行間を読んだり、空気を読んだりして、判断したりすることが苦手です。
アスペルガーの大人には、「これは、いわなくても分かるだろう」という世界が通じないところがあります。
つまり、口に出して言わないと分からないという特徴があるわけです。
しかし、逆の見方をすれば、アスペルガー症候群の大人に対応をする際は、しっかり細かく指示を出せば、きちんとやってくれるとも言えます。
指示を出す上で、大切な接し方は、
- 目標を明確にすること
- 指示を構造化すること
だと言われています。
また指示を出す際の注意点として、変な干渉をしないということが挙げられます。
アスペルガー症候群の大人は、自分のやり方にこだわりのある人が多いので、そのペースを乱してしまうと、混乱してしまう場合があります。
だから、細かい指示は出すけれども、干渉はしないことが大切です。
時々、情報をシェア
アスペルガーの大人の集中力は、すごいものがあります。
だから、放っておくと、どんどん独自の世界にハマッてしまうことがあります。
なので、時々、情報をシェアしながら、うまく全体のペースに合わせられるよう周りの人たちがサポートしていく必要があります。
能力を生かせるかどうかで天地の差!?
アスペルガー症候群の大人は、人付き合いが苦手という症状があるので、下手をしたら、職場で孤立してしまったりして、自らの能力を発揮できず、苦しむことも多かったりします。
しかし、うまく環境にカチッと合わせることが出来れば、本来の集中力を発揮して、ものすごい力を発揮していくことが出来るようになります。
大切な基本スタンス
実際、アスペルガー症候群自体の症状を治すことは難しいと言われています。
ですから、職場(会社)の人たちは、
- その人の苦手なことを理解して受け入れて上げる
- その人の得意分野を伸ばす
という基本的な接し方が、やはり必要となってきます。
ただ、ここまで読んできて、こういった対応法はビジネスで人材を活用するための基本ではないかと思われている方も多いかもしれません。
アスベルガー症候群の大人への対応のやり方は、一般の若い社員を育てるやり方とさほど変わらないのかもしれません。
実際、こういうことを実践するのは、口で言うのは簡単ですが、実践するのは忍耐力が必要になってきます。
なので、結構、大変なところがあるのかもしれません。
でも、やっぱりこういうことを出来るようになってこそ、会社は、どんどん発展していくものだと思います。
ですから、アスペルガーの大人も含めて、いろいろな人たちの特性を生かしていこうとする基本姿勢が大切なのかもしれません。
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