日本の調査穂気に関しては、国際法に違反するという判決が、オランダの国際司法裁判所で出たりして、国際世論的にはかなり厳しい状況に立たされています。
そう言えば、最近、クジラの肉って食べてないですよね。
私が子供の頃は、給食にもクジラの肉は出ていたのですが、最近は、ずいぶんご無沙汰してしまっています。
今から、考えれば、給食にクジラって贅沢な時代があったものなんですね~
ところで、クジラの調査捕鯨って、どういう目的でやってきたのでしょうか。また成果って出ているのでしょうか?
そこら辺を簡単にまとめてみました。
調査の目的は?
南極海での調査捕鯨の目的は、日本捕鯨協会によると
1)資源管理に有用な生物学的特性値の推定
2)南極生態系における鯨類の役割の解明
3)環境変動が鯨類に与える影響の解明
4)南極海ミンククジラの系群構造の解明
ということになっています。
結構、難しい表現をしていますが、
要は、クジラが
どんな生活をしているのか、
どれくらいいるのか
体の中はどんな感じになっているのか
調べるということですね。
南極海での調査捕鯨は、1987年から始まりました。
主に七種類のクジラを捕獲し、捕獲したクジラは、日本で販売して、その収益を次の調査捕鯨の費用に充てるというサイクルになっているます。
で、どういう成果があったの?
では、具体的には、調査捕鯨によって、どんな成果があったのでしょうか。
これも、日本捕鯨協会によると、以下のことが明らかになったとのこと。
南極海には2~10才ぐらいの若いミンククジラが生息している
→クジラの資源は健全です!
南極海のミンククジラの中には、汚染物質がほとんどない
→食べる分には、とっても安全です!
いろいろな種類のクジラが増えてきている
→クジラ、たくさんいます!
うーん
どうなんでしょうか。
ざっくり見てしまうと、ちょっと物足りない感じもするような・・・
結局、何が問題になっているの?
調査捕鯨に反対している人の観点は、
「そんなこと調べるのに、クジラを殺す必要なんてないじゃん!
クジラの肉も売っているんだし、結局、商業目的でしょ。」
という感じになっています。
それに対して、日本捕鯨協会は、
「いやいや、殺さないと、じっくり調べることが出来ないし、体の内部を隅々まで調べられないんです。
それに、殺さないで調べようとしたら、お金が掛かり過ぎて、完全に赤字になっちゃうんです。」
という見解を出しています。
実際に、殺さないと、クジラの肉を入手して販売も出来ないので、そういった観点で、費用的に難しいという考え方もあると思います。
実際、日本で、クジラは、昔から長く日本から親しまれてきた食糧でした。
それは、日本独自の文化なので、日本人よりも、牛やブタや鳥などの肉をたくさん食べる外国の方からあまりとやかく言われたくはない気持ちもあります。
ただ、調査捕鯨の成果を見る限りでは、やっぱり、ちょと国際的には、続けていくのが難しいような感じもします。
もう30年以上、クジラの肉を食べていないから、クジラに対するこだわりが薄れてしまっているのかもしれませんが・・・
昔の給食時代に食べて以来、クジラの肉の味を忘れてしまった方は、ネットで購入されて見るのも良いかもしれませんね^^;
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