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最近は、週刊誌などで、糖質制限ダイエットの是非が問われていますね。
効果があるという説とイヤそれは危険だという説が、
対立しています。
そこで、今回は糖質制限が危険だと主張する意見をまとめながら、
その科学的な根拠などを調べてみました。
どんなダイエット方法?
まずは、糖質制限ダイエットとは何かということを
簡単に説明します。
糖質制限とは、1日の糖質の摂取量を130g以下
(1食あたりご飯茶わんの量を半分にする)にすることです。
これによって、血糖の上昇を抑えることが出来、
ダイエット効果もあると言われています。
危険だと反対する人の根拠は?
では、この糖質制限ダイエットに反対する人は、
何を根拠にしているのでしょうか?
反対している人の理由をまとめると、
大きく分けて2つの観点があります。
科学的な観点
一つ目は、科学的な観点です。
日本糖尿病学会は
糖質制限によって、タンパク質と脂質の摂取量が増えると
指摘しています。
つまり、
タンパク質の取り過ぎ⇒腎機能の悪化
脂質の取り過ぎ⇒動脈硬化が促進され心筋梗塞や
脳卒中のリスクが高まる
という連鎖につながってしまうというのです。
やっぱり、糖質を減らそうとしたら、
体が、他のもので、足らないものを補おうと
反応してしまうものなのかもしれませんね。
(気持ち的には、よく分かります)
また糖尿病の世界的権威である関西電力病院院長の清野裕医師は、
次のような構図を指摘しています。
人は、本来、1日170gの糖が必要
⇒130gに糖質の摂取を制限してしまう
⇒肝臓が、タンパク質を構成するアミノ酸を、糖に変えて、
足らない糖を補おうとする
⇒内臓組織の原料となるタンパク質が不足することによって、
体が老化していく。
しかし、それでは間に合わないので、今度は、
筋肉を分解して、アミノ酸に変えていこうとする
⇒筋肉がどんどん減っていってしまう。
⇒体が弱くなっていく。
要は、糖質の摂取を無理をして減らすと、
体がバランスを失ってしまうという考え方になります。
統計的な観点
また、もう一つの観点として、統計的なデータも発表されています。
まず、国立国際医療研究センター病院の糖尿病研究連携部は、
糖質制限に関する海外の論文を分析した結果、
実験の対象となった27万人の内、糖質制限をした人の死亡率は、
1.31倍だったとのこと。
ただし、これはあくまでも統計データでなので、
科学的な論理性が証明されているわけではありません。
結局、危険なの?
さて、結論的な話をすると、
「やっぱり極端なやり方は、危険なのでは・・・」
という感じになると思います。
糖質は、タンパク質、脂肪と並ぶ、三大栄養素の一つなので、
その一つが欠けるとと、やっぱり良くないと個人的には思います。
特に、糖質はエネルギー源となっていくものなので、不足すると
疲労感、思考力や集中力の低下などにも繋がってしまうからです。
さらに個人的な意見を言わせてもらえれば、
1食で、ご飯茶碗1杯分のご飯しか食べられず、
しかも、それ以外で、糖質を含む炭水化物は一切食べられない
というのは、やはり過酷です・・・
人間、無理をすると、後で反動が来たり、
ストレスが溜まったりします。
個人的には、そこまで無理をするくらいなら、
多少、太っていても良いから、もっと楽しく人生を満喫した方が、
いいのではないかと思います。
何事も、適度なバランスが大切ですので、
やはり無理のないダイエットをオススメいたします。
とか言いながら、ダイエットのため無理な食事制限をしている
妻の前では、何も言えないというのが、
厳しい現実なんですよね~(汗、汗)
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