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日本を旅行したドイツ人の女性が、帰国後、デング熱に感染した疑いがあるというニュースが報道され、「あれっ?」と思いました。

日本でデング熱に感染するってあり得るんでしょうか?

そこで、デング熱の感染経路と日本や世界での流行状況についてまとめてみました。

感染経路

デング熱は、デングウイルスをもった蚊に刺されることを通じて感染します。

気を付けなければならない蚊は、ネッタイシマカやヒトスジシマカといういわゆるヤブ蚊です。

人から人へ直接感染することはありませんが、デング熱にかかった人を刺した蚊がデングウイルスを保持し、別の人を刺すと、刺された人がデング熱に感染するというルートがあるので、注意が必要です。

簡単に言うと、蚊→人→蚊→人という流れになります。

日本での流行状況

日本では、1942年~1945年に西日本を中心として、デング熱が大流行し、20万人が発病しました。

この時は、東南アジアから戻った軍用船にデング熱にかかった人がいて、そのデングウイルスをヒトスジジマカが、広めたと言われています。

ただし、その後、日本で流行したケースはありません。

その一方で、海外で日本人がデング熱に感染するケースは、年々増加しています。

2009年頃は、年間100件程度でしたが、その後、200件を超える年も出るようになり、2013年は249件報告されました。

海外での流行状況

では、海外での流行状況はどうかというと、主に、東南アジア、南アジア、中南米諸国で流行っているケースが多く、中国南部、オーストラリア、台湾、アフリカにも流行地域は拡大しています。

いわゆるヤブ蚊の多い熱帯地域や亜熱帯地域で流行しているという状況です。

例えば、東南アジアのシンガポールでは、2o13年の感染者数が2万名と過去最高を記録し、5人が死亡したと言われています。

さらに2013年は、
フィリピンは、16万名(死者は約500名)
ベトナムは、5万名(死者は約20名)
というデータが出ているなど、世界では、かなり状況が深刻なところが増えています。

現在、デング熱の患者は、世界で約1億人いて、過去30年間に急増しているというのが現状です。

その背景には、急激な都市化や地球温暖化の影響があると言われており、そういった観点では、今後、日本でもデング熱が流行する可能性は高くなっているのかもしれません。

予防するには?

残念ながら、デング熱は、予防ワクチンがありません

なので、

蚊の多い所には行かない。
長袖のシャツやズボンを着用し、肌を露出しない。
虫よけスプレーや蚊取り線香などを使って蚊に刺されないようにする

という対応策しかありません。

あとは、今の所、日本人に関しては海外で感染するケースしかないので、海外旅行の際、発熱などの症状が出れば、出来るだけ早く医療機関で診てもらうことが大切です。

デング熱は、ある意味、日本人にとって、馴染みのない病気ですが、世界を現状を見ると、これから警戒していかなければならないという感じですね。

とにかく私たちが出来ることは、自分が日本でデング熱が流行する原因とならないように気を付けることです。

また、デング熱の感染者数が多いと言われている地域へ行く場合は、とりあえず蚊対策グッズが必須かなあと思います。

※この記事を書いた後、デング熱が日本国内でも出るようになってしまったので、気になるデング熱の症状や注意点などをまとめました。
デング熱の症状、子供を守るために、注意すべき点とは?

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