サムスンの株価下落の原因と、会社が抱える4つの課題とは?

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2014年1月2日ののソウル株式市場で、サムスンの株価が、5%超下落して、約4か月ぶりの安値を記録しました。
(2日の最終値は、130万9000ウォン)

そこで、今回は、サムソンの株価下落の原因とサムスンが抱える4つの課題についてまとめてみました。

サムスンの株価が下落した原因

今回、サムスンの株価が下落したのは、2つに理由からだと言われています。

1. ウォン高

最近のウォン高は、韓国全体の輸出量の21%を占めるサムスンにとっては、大きな打撃となっています。

2. ディスプレイ事業の利益率の低下

サムスンは、2013年12月に、ディスプレイ事業の日本からの撤退を発表するなど、ディスプレイ事業の利益が縮小していることも今回の株価下落につながっています。

サムスンが抱える4つの課題

それでは、現在、サムスンが抱えている課題とは何なのでしょうか。
4つの観点からまとめてみました。

1. ものまね経営の限界

サムスンは、日本の家電業界を追随する時も、日本のテレビや半導体、そして液晶パネルなどを分解、解析し、それを真似る手法で発展しながら、世界的シェアの1位の座を獲得してきました。

これは、スマートフォンにも言えることで、韓国は、アップルのiPhoneが販売開始されるのが遅い国としても知られています。

アメリカでiPhoneが販売されたのは、2007年6月29日
日本でiPhoneが販売されたのは、2008年7月11日
しかし、韓国で最初にiPhoneが販売されたのは、
2009年11月28日です。

つまり、iPhoneが開発されてから、韓国で販売されるまで、2年間以上のブランクがあります。

そして、この期間に、サムスンは、iPhoneの中味をチェックして、真似ていたと言われています。

ただ、そのような手法で、世界シェアの1位を取った場合、コピーする相手がいなくなり、新しい方法を考えなければならなくなります。

真似する対象を失ったサムスンが、これからどのようにして、世界市場をリードしていくかが一つの大きな課題と言えます。

2. 新規事業へ取り組むリスク

ものまねからの脱却を図る方法として、新規事業を立ち上げるという方法がありますが、それを難しくしているサムスンのある体制があります。

それは、短期間で結果を求める成果主義です。

サムスンの企業内は、まさしく実力社会です。

成果の出ている人が認められるというのは、ある意味良いことなのかもしれません。

しかし、サムスンでは、成果を出せないと、昇進がなくなるどころか、幹部クラスではクビになるリスクがあります。

また短期間で結果を求めてしまうと、長期的な視野に立って、新しい事業を育てていくのは非常に困難となってしまいます。

サムスンが、そういう体制を脱却して、新規事情を立ち上げていけるかもサムスンが発展していけるかどうかの分かれ目になっていくでしょう。

 

3. アップルとの裁判闘争の行方

サムスンは、iPhoneの技術をコピーしたと、アップルから訴えられ、多くの裁判が行われて来ました。

実は、アップルと裁判で戦うことによって、サムスンは、ブランドイメージを逆に高めてきたというサムスンのしたたかな戦略もあったようです。

しかし、サムスンからアップルへの賠償金額の総額は、現時点で、9.3億ドル(約930億円)と言われており、サムスンに大きなダメージを与えています。

裁判は、まだ終わった訳ではないので、今後のアップル対サムスンの裁判がどのように展開されていくかも注目されています。

4. 後継者問題は大丈夫か

現在のサムスンは、創業者の李秉喆(イ・ビョンチョル) の三男である李健熙(イ・ゴンヒ)会長のカリスマ的な手腕で、発展を遂げて来ました。

しかし、李健熙会長は、現在71歳です。

李健熙会長には、4人の子供がいて、長男の李在鎔(イ・ジェヨン)が、サムソン電子の社長を務めており、この人が、李健熙会長の後継者だと言われています。

李健熙会長の子供達は、皆、優秀で、孫たちもたくさんおり、ある意味、盤石な体制だとも言えます。

ただ、李健熙会長の影響力があまりに強いので、その力がなくなった時、実際、どうなるかは予測できないところがあります。

さらに、韓国の組織は、歴史的に内輪もめが多い国です。

韓国の財閥である現代グループでも、2000年に後継者問題が起こり、それは、”王子の乱“と言われ、自殺者まで出ました。

サムスン電子で、今後、後継者への移行がスムーズに行くかどうかも大きな焦点の一つとなっていきます。

サムスンの課題をザッと挙げてみました。

今後も、こういう記事は、あまり感情的に煽りたくはないですし、出来るだけ客観的な事実に基づいて書いていきたいと思っています。

また、気が付くことがあったら、いろいろと書かせて頂きますね。

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